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寄宿舎基準にリノベーション。人居者の安全面に配慮

2016-10-03

「寄宿舎」基準にリノベーション。
人居者の安全面に配慮

元々賃貸マンンョシオーナーだった
奥村氏。2005年、木造2階建ての
実家を相続したことから、シェアハウ
スヘの転用を計画した。「賃貸住宅の
空室率が高くなっている中で、せっか
くならば今までにない物件をやってみ
たいと考えました」(奥村氏)。しかし、
当時名古屋ではシェアハウス市場は未
開。成功は難しいといわれていた。そ
こで同氏はシェアハウス事業につい
て、専門家のセミナーを聴講したり、
先進事業者の取り組みを学ぶなど、約
3年間勉強し、11年7月に「シェアハ
ウス桜山DIFLAT1」(名古屋市瑞
穂区)をオープン。反響についての不
安をよそに、ウェブ告知だけですぐに
人居者が決まった。以来、満室状態が
続いている。

シェアハウス桜山。不動産流通。 D-FLAT01

シェアハウス桜山 。不動産流通。D-FLAT01

同物件は「ウィークデーはシェアハ
ウスから通勤し、週末は実家に帰る」
(同氏)といった、マルチハビテーシ
ョンスタイル派にうけているという。
同氏は「会社と家の往復ではなく、コ
ミュニティを通じて、新たな人脈をつ
くり自分を高めたいと考えて人居する
人が多い」と話す。
同氏がシェアハウス事業に乗り出す
際に、まず意識したのは安全面。13年
9月に国土交通省がシェアハウスにつ
いて「建築基準法上の寄宿舎に該当す
る」と通知し、市場に衝撃が走ったが、
同氏は当時から役所と相談しながら、
「寄宿舎」基準に改装していた。防火
壁や屋根までの界壁、避難経路を示す
誘導灯の設置などを行ない、人居者が
安心して暮らせるよう配慮した。

シェアハウス桜山 D-FLAT01。不動産流通。

シェアハウス桜山 D-FLAT01。不動産流通。

1階をすべて共用部に。
人居者が楽しめる空間を

同物件の最人の特徴は、人が集まる
ことを意識して設けた、1階部分の
77.76㎡の「共用部」。窓側のダイニング
スペースを1段低い土間スペー
スとして、さまざまな用途で使える空
間にしている他、ダイニングから出ら
れる庭にはウッドデッキを設け、アウ
トドアリビシグとしての使用も可能に
した。そのほか、ヨガやストレッチな
どができる畳スペース、創作活動や展
示が可能なアトリエスペースなど、趣
味を生かせる空間も設けている。
また、奥村氏や共同運営者の娘さん
が頻繁に足を運び、コミュニテイ醸成
のサポートを行なうなどソフト面も充
実させている。
同氏はその後、近隣エリアで4物件
のシェアハウスの運営をスタートした
が、それぞれの物件の入居者間交流に
も力を入れている。ある物件のリビン
グに5物件の入居者が集合して、食事
会をすることなどもよくあるという。
「卒業生も遊びに来たり、近所に物件
を借りたりと交流範囲が広がっていま
す。今後もさらなる工夫をこらして入
居者が長く快適に暮らせる物件づくり
をしていきたい」(同氏)。


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